2006年07月13日
(第4話シグナル)パートナーを変えるとき
さて、ボニーと正式に組むことが決まって、どのようにプレイするか話し合いました。
その結果、私たちはシグナルを決めてプレーすることにしました。
まず、サービス権がある時、前衛の人が「ポーチにでるからここに(強く)サーブして」または「出ないからここにサーブをして」とシグナルをだし、そのコースにサーバーはサーブを入れます。前衛がポーチに出るかでないかで、サーバーは動きが変わってきます。ポーチに出るということは、前衛側のサイドが空いてしまいますから、サーバーは、そちらもケアしなければなりません。また、外側(フォア側)にサービスするということはストレートを抜かれないように前衛はケアします。私たちはポーチに出るかでないか、そして、サービスのコースをレシーバーのフォア側、真ん中、バック側の3種類のシグナルを決めました。結果的に6パターンのシグナルがあります。
次にレシーブの時、リターンをクロスに返すか、ダウンザライン(ストレート)に返すか、ロブで返すか、この3種類のシグナルを決めました。
たとえば、サーブが強烈な相手だと、「ロブ」でよく逃げました。パートナーはロブが短くなってスマッシュされるかもしれないとあらかじめケアできます。
シグナルを決めてプレーするのは、そこにボールがいくかどうかわからないのでできない、と思われるかもしれませんが、打つところを決めておけば迷いもなく、そして、パートナーもどこに球が行くかわかっている訳ですから、かえってプレーしやすかったです。
もちろん、パートナーに「No」と言われれば、シグナルを変えました。必ず、ポイントの始め、シグナルを出し「Yes」または「No」と確認しながら構えました。
これは、相手から見るとかなり、プレッシャーになったと思います色黒のアジア人2人が、シグナルして「Yes」or 「No」と確認しながら、プレーするのですから、不気味ですよね。
このシグナルを彼女と組んでいた間一球、たりともしなかったことはありません。このシグナルをすることで、ゲームに集中できましたし、常にパートナーと気持ちが通じていると思えました。
そんな調子で、スタートした1年目の、火曜日のリーグは、結果的にチーム優勝(14チーム中)しました。
Line3とLine4のペアは強くていい人でしたし、Line2の人は強くてわがままなペア(これがまた金髪美人なんですよ)だったので、いずれにしろ強い人ばかりのチームでしたから。
ボニーと私は、でだしはLine1(No1)でスタートしましたが途中で、Line2(No2)だったペアにチャレンジされ負けて、Line2になりました。後半はチャレンジし返して勝って再びLine1でプレーしました。
私のリーグは上から2番目のレベルのBリーグでした。Bで80%以上Line1(No1)でプレーし、勝率が80%以上のペアのみ一番上のAリーグにいくことができます。Aプレーヤーは、みんなの憧れの的でした。
2年目のボニーと私が、Aに行けたかどうかは、次回のお楽しみです。
つづく
今日も、長くなりました。
読んでいただきありがとうございました。
その結果、私たちはシグナルを決めてプレーすることにしました。
まず、サービス権がある時、前衛の人が「ポーチにでるからここに(強く)サーブして」または「出ないからここにサーブをして」とシグナルをだし、そのコースにサーバーはサーブを入れます。前衛がポーチに出るかでないかで、サーバーは動きが変わってきます。ポーチに出るということは、前衛側のサイドが空いてしまいますから、サーバーは、そちらもケアしなければなりません。また、外側(フォア側)にサービスするということはストレートを抜かれないように前衛はケアします。私たちはポーチに出るかでないか、そして、サービスのコースをレシーバーのフォア側、真ん中、バック側の3種類のシグナルを決めました。結果的に6パターンのシグナルがあります。
次にレシーブの時、リターンをクロスに返すか、ダウンザライン(ストレート)に返すか、ロブで返すか、この3種類のシグナルを決めました。
たとえば、サーブが強烈な相手だと、「ロブ」でよく逃げました。パートナーはロブが短くなってスマッシュされるかもしれないとあらかじめケアできます。
シグナルを決めてプレーするのは、そこにボールがいくかどうかわからないのでできない、と思われるかもしれませんが、打つところを決めておけば迷いもなく、そして、パートナーもどこに球が行くかわかっている訳ですから、かえってプレーしやすかったです。
もちろん、パートナーに「No」と言われれば、シグナルを変えました。必ず、ポイントの始め、シグナルを出し「Yes」または「No」と確認しながら構えました。
これは、相手から見るとかなり、プレッシャーになったと思います色黒のアジア人2人が、シグナルして「Yes」or 「No」と確認しながら、プレーするのですから、不気味ですよね。
このシグナルを彼女と組んでいた間一球、たりともしなかったことはありません。このシグナルをすることで、ゲームに集中できましたし、常にパートナーと気持ちが通じていると思えました。
そんな調子で、スタートした1年目の、火曜日のリーグは、結果的にチーム優勝(14チーム中)しました。
Line3とLine4のペアは強くていい人でしたし、Line2の人は強くてわがままなペア(これがまた金髪美人なんですよ)だったので、いずれにしろ強い人ばかりのチームでしたから。
ボニーと私は、でだしはLine1(No1)でスタートしましたが途中で、Line2(No2)だったペアにチャレンジされ負けて、Line2になりました。後半はチャレンジし返して勝って再びLine1でプレーしました。
私のリーグは上から2番目のレベルのBリーグでした。Bで80%以上Line1(No1)でプレーし、勝率が80%以上のペアのみ一番上のAリーグにいくことができます。Aプレーヤーは、みんなの憧れの的でした。
2年目のボニーと私が、Aに行けたかどうかは、次回のお楽しみです。
つづく
今日も、長くなりました。
読んでいただきありがとうございました。
ってか 良いとこで切れてるんですけど・・・(笑)
まさしく、ダブルス!!
ここまでしっかり考えているとしっかり、試合が組み立てられますよね~
でも、それはちゃんとした技術があったればこそ!ですよ・・・
う~ん。
『センターにサーブ入れるから、ポーチしてね』と言って、センターに入らないほうが多い私としては、憧れのプレーです。
ボニーは技術的にもスキルのある人でしたが、私は「足」しかなかったんで、シグナルをすることによって、2人の実力以上のものがだせたんだと思います。
私たち、「いやらしいテニス」で、評判でした。
私の場合、狙った所にボールが半径50cm以内ぐらいではいる程度の技術です。凝ったことはできませんでした。失敗して、2人が同じ方向に走ったりとか、試行錯誤でしたね。でも、最後には、「確認しないと不安状態」になってきました。慣れってこわいですね。
ありがとうございます。
ひろちゃんは謙遜(けんそん)しておられますが、かなりレベルが高いことは容易にうかがい知れます。サインプレーはやったことはありませんが、こうした実地に基づいた具体的な記述を読むと勉強になりますしやってみたくもなりますね。
続きが楽しみです。(^^)
ひろちゃん、めっちゃメンタルも強そうですね。
ダブルスならではのシグナルを使ったプレー、
まさに二人で戦っているって感じですね。
勉強になります。
テニスネタまた仕入れときま~す。
ダブルスは2人の、やりようで、自分の実力以上の成果がでることを実感しました。それだけに、奥が深くおもしろいと思います。
しかし、ボニーに慣れすぎると他の人とやる時、調子くるっちゃいました。
そうですね。2人で戦っているという感じでした。相手に、どちらにボールを打っても、「いやな感じがする」っていわれました。
パワーではアメリカ人にはかないませんから。
ありがとうがざいました。