ひろちゃんテニス記 - ひろちゃん＆みんなのおしゃべりラリー アメリカでリーグ経験のあるひろちゃんのテニス日記です。

　先日の予告どおり、学生時代のテニス部の先輩とテニスをするため、私の住む神戸から、滋賀県までいってきました。家族に夕飯の弁当を買わなくでもいいようカレーを作っていきました。

　朝、８時半ごろ家を出ました。通勤、通学の人たちに混ざり体操服でラケットをかついで歩くのはちょっと心苦しかったです。東海道線１本でいけるので１時間ちょっとで着きました。

　駅に降り立ち、感激の再会(何しろ２０年ぶりですから)を終えると、先輩が言いました。”私の家でちょっと腹ごしらえしようか”、”えっ、今１０時ですよ”と心の中で言いましたが、先輩には逆らえぬので従いました。一戸建ての先輩の家で(うらやまし～)１１時半から先輩がセットしてくれたレッスンまで、腹ごしらえしつつ、お互いの２０年間の波乱万丈の人生を語り合い、やっぱり、しゃべりすぎて、レッスンに少し遅れてしまいました。

　そのレッスンにはすでに２人の先輩の知り合いの方が始められていました。”どうも、どうも、お願いしま～す”と入っていったのですが”あなた、誰？”て感じであまりフレンドリーではなかったです。
　自分の態度を反省しつつ心を入れ替え、真面目に取り組みました。先輩も含め皆さんとても上手でした。コーチの方はニコニコで、ボレーのフォームなどいろいろアドバイスをいただきました。
　コーチが”ひろちゃん、ボレーのコース、サイドに決めて、いいですねえ”とほめてくれたと思ったら、先輩か後ろからすかさず”この人、そこしかいかないんです。”とコメントがはいります。前にドロップショットを打たれて私が必死で走っていたら先輩が後ろから”昔のあなただったらとれてたわね～”と解説がはいります。歯に絹着せぬ先輩、昔と変わらないな～。でも、好きです。

　レッスンが終わってクラブハウスに先輩がお金のことで入っていったので、私も急いで中に走っていったら、さっき一緒にレッスンをしていた一人の人が後ろから”あのー、そこ、土足厳禁なんですけど”てあきれた眼差しで私を見ています。”あっ、すいません”って…私、踏んだりけったりでした。

　そのお二人さんは帰っていったので、先輩が他の人に声をかけてくれて、コーチと４人でダブルスをやりました。そうか、ここのクラブの人は笑わないんだ、とわかった私は、それなりに頑張ってプレーしました。３－６で負けました。コーチが相手だからしょうがないか…次、もうひとり女性の方がこられたのでその女性とコーチが替わって、先輩と私が組んで、その女性２人とマッチをしました。やはり上手です。皆さん、勝ちのテニスに真剣に取り組まれているのがよくわかりました。笑みはあまりなかったけど、テニスはいいラリーがいっぱいあって本当に楽しかったです。結局、私の帰る時間となって３－３のところで終わりました。

　先輩に今日の御代はいくらですか？と聞くと”遠くから来てくれたし私、先輩だから１０００円でいいよ”っていわれました。先輩、次は絶対払います。といって、お言葉に甘えてしまいました。

　先輩が最後に言いました。"ひろちゃんは、土足で入るし球はどこに行くかわからないし、あの人たち私がとんでもない人連れてきたって思ってるかな～。でも、ひろちゃんが楽しかったらそれでよかったわ。また来てね"って。

　帰り道、先輩に”あのーこの辺は、観光する所あるんですか？”って聞くと、ある古めかしい橋を渡ったとき”これが有名な壬申の乱がおこった橋なのよ。大海人の皇子がね…”と説明してくれましたがよくわかりませんでした。

　という訳で、滋賀県のテニスの旅は無事終わりました。いつまでたっても私たち、先輩と後輩なんですね。時間が戻ったみたいでした。また、遊びに行きま～す。